職員が一つになり信頼される施設へ
私は、これまでの仕事経験の中で、「一人では仕事ができない」と思っています。どのようにして職員がチームとなって、利用者様に質の高いケアを提供していくのか。これをずっと求め続ける課題だと思っています。
2019年のラグビーワールドカップの日本チームの「ONE FOR ALL」「ALL FOR ONE」「ONE TEAM」という言葉が流行語大賞になりましたけれども、当施設でもひとりひとりはみんなのために働き、みんなは一つになり施設の目標のために働く、そういった施設になっていきたいなと思います。利用者様は色々な経験を積まれている方がいて、一人一人違いますので、その人たちに尊厳を持って接していき、質の高いケアを提供できる施設を目指します。
どんな人と一緒に働きたいか、人物像
施設として求めている人物像は、三点あります。
一つ目は、この施設の主役である利用者さんの視点に立って考えることができ、行動ができる人材。
二つ目は、自分が常に成長していくことに努力を惜しまない人材。
三点目は、良好なコミュニケーションがとれる人材。
こういった人材を挙げていますが、これは同時に現在働いている職員にも求めている事であり、時々振り返っていただきたいと思っています。
目標の連鎖が施設と職員を成長させる
施設運営については、目標を掲げてそれに向かっていく目標管理というものが非常に重要だと思っています。私たちは施設全体の中期ビジョンとして、「信頼される施設になろう」と定めました。
その具体的な例としては、ユニットケアのリーダーを育成する施設になることを目指していきたい、というのが施設の中期的な目標です。
職員には、施設の目標、部署の目標、それに基づいた個人の目標を今年度から立てていただくことにしました。もちろん、目標に向かっていくのですが、それがどれだけ達成できたかというところを、頑張った人には褒めてあげたい、そういった制度を「職員チャレンジ制度」という形で導入をしました。漫然と働いているだけではなく、やはり楽しく働いていただきたいので、その中で自分が成長できる目標を持っていくというのは重要なことだと思います。もちろん職員が成長することによって施設が成長できますし、そういった施設で過ごされている方から「わかくさに入居して良かった」、職員からも「わかくさで働いて良かった」と、言って頂けるような施設に向かって、職員がひとつになってチャレンジして参ります。